身体は素直、そして正直
先日久しぶりに海外でヨガのクラスを受ける機会がありました。
国を超えて、人種、そして性別や年齢を超えていろんな方が一つのクラスに集まり、
身体を動かし呼吸を感じて同じ時間を過ごすというのはなんとも言えず穏やかな時間です。
外の世界に目を向ければ国同士が争い、悲惨な出来事が絶えない状況が続いていますが、
国境を超えて笑顔に溢れて平和を感じられた事に少しだけ安堵もできた時間でした。
さて話は変わりまして・・
最近の私のクラスはお久しぶりの方が来て下さる事がとても多いです。
「ヨガに来れなくなって身体が重くなっちゃって・・」とか、
「身体の痛み(肩・首・頭痛・腰・膝・・などなど)が出て・・」とか、
「なんとなくヨガしないとスッキリしないです〜」とか・・
そんなお声をよく耳にします。
私としては「久しぶりにお会いできて嬉しいです!」という気持ちでいっぱでもあるのですが、「身体も心もそうなってしまうのはお辛いですよね」と、喜びだけではない部分もあります。
で!!
久しぶりにヨガをされると
「身体も気分もスッキリしました〜」とか
「痛みが緩和されて身体がラクになりました」とか
「何度もトイレに行きました!」(デトックス〜笑)とか・・
これまた共通して身体も心も上向きに改善された事を報告して下さいます。
それを聞いて「でしょ、でしょ〜!?」と心の中でガッツポーズしてます(笑)
そうなんです。
少しヨガから離れたり、間隔が空いている時ほど身体への刺激が大きくなる分だけ身体はよく反応するものです。
これは毎週のように定期的にヨガに来て下さっている方にはちょっと分かりづらい感覚かもしれませんね。
でも定期的に継続的にヨガされていらっしゃる方の特徴は「安定」していること。
体調だけでなく気分や心の状態にも大きなブレもなければ、波も少なく、調子を崩したとしても立て直す力が備わっています。
積み重ねの先にあるのは「安定」なんだとつくづく思います。
身体にはいろんな部位・組織があります。
脳・筋肉・骨・血液・内臓・体液・・・
それらは適度な刺激が加わる事で反応し機能しやすくなります。
逆に刺激がなければ反応が薄く機能しづらくなるし、不具合や不調にも繋がりやすくなるということ。
とてもシンプルです。
つまり・・
『身体は素直、そして正直』
身体は素直な反応をして正直に応えているだけなのです。
ただ、その反応や変化も人それぞれだし、ある程度の時間がかかります。
私のクラスは生理学や解剖学、運動機能学に基づいた身体の扱い方を丁寧にお伝えしています。
なるべく皆さんに身体の良い状態を保ってそれを維持してもらいたい、
そしてヨガに来れない時にも自分で身体をケアできるように覚えて帰ってもらいたいとの思いがあります。
なのでヨガのポーズに限らず、マッサージやほぐし方、簡単なセルフケアもお伝えしています。
ヨガに行きたいけれどなかなか都合が合わない、時間が取れない・・
そんな時はクラスでやった事を少しでも思い出してぜひやってみて下さいね。
自分の身体は自分にしか扱えないし、調子を良くしたり守ることも自分次第です。
少しずつの変化からその先に繋がるのが健康状態だと思います。
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