シャヴァーサナ
6/21は『国際ヨガデー』。
世界中の人々がヨガを楽しみ、身体・心、そして社会の健康を育みましょう!という目的で
ヨガ発祥の国インドのモディ首相が提唱し国連にて採択されました。
さてヨガのクラスの最後はマットの上で仰向けになって静かに過ごす時間を必ず設けます。
これが「シャヴァーサナ」。
別名「屍(しかばね)のポーズ」とも言われ、毎回このポーズで数分間ゆったりとした時間を過ごします。
シャヴァーサナの目的
一つのクラスではさまざまなポーズ(アーサナ)を行い、あらゆる身体の部位を動かします。それによって生じた身体の疲れを回復させ、精神的な穏やかさへと導くために必要なのが
「シャヴァーサナ」です。
シャヴァーサナをしている時の身体や心の状態は
●心拍数や血圧が下がる
●呼吸がゆっくり穏やかになる
●脳の働きが穏やかになり神経が休まる
●不安や緊張の緩和
●ストレスの緩和や軽減
身体を動かした後に静か時間を過ごす中で、このような身体の生理的変化や心の変化が起きています。
つまりシャヴァーサナの目的は
『心と身体の休息と回復』
この時間を設ける事で自分自身を本来のニュートラルな状態に戻す事に繋がり、
身体全体が休まることでリフレッシュ効果やストレスの緩和などの心への効果も得られるということ。
シャヴァーサナは寝ても良いの?
シャヴァーサナは最も難しいポーズであるのも事実。
なぜなら心身の緊張がない状態でリラックスし、でも同時に意識は覚醒した状態を保つという状態だからです。
「寝てしまうんです〜」という方もいらっしゃるのですが・・
いわゆる「寝落ち」の状態はリラックスできている状態なので良い事です。
でも!!
「お昼寝タイム♪」という時間ではありません・・笑
シャヴァアーサナを行う前の呼吸法
クラスではシャヴァアーサナの前に必ず呼吸法(プラーナヤーマ)を取り入れています。
主に「腹式呼吸法」と「ブラーマリー呼吸法」の二つを行うことが多いのですが、
これは自律神経の副交感神経を優位にしリラックスを促すために行なっています。
腹式呼吸法はクラスではお馴染みですね。
3〜4カウントでお腹を膨らますように「吸う」⇔「吐く」を繰り返します。
手軽に行いやすい呼吸法でとてもリラックスしやすい呼吸法です。
ブラーマリー呼吸法は別名「蜂の呼吸法」。
優しく胸で息を吸い、吐く時にハミングをしながら蜂の羽音のように音を出す呼吸法です。
頭蓋骨や口蓋、全身に微細な振動音が響き、
終わった後にその余韻を味わうことで脳や心が鎮まり、ヒーリング効果の高い呼吸法です。
身体を動かした後の静かなシャバーサナの時間をゆったりと過ごしてみてくださいね。
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