梅雨を快適に

梅雨本番ですね。

雨だけではなく湿気や気温差も大きい梅雨は気圧の変動で偏頭痛や首、肩凝り、鼻づまり、耳鳴り、めまい、だるさ、そして胃腸の不調・むくみなど・・「気象病」とも言われるほど、悩まれる方が多い時期。

ほとんどの症状が自律神経の乱れからくるものです。


梅雨の時期の身体の特徴は?

身体の気圧のセンサー

耳の鼓膜の奥にある「内耳」は気圧の変化を感じるセンサーがあり、このセンサーが敏感に反応しすぎると脳に過剰な情報が伝わり、自律神経が乱れて身体にさまざまな変調が起こりやすくなります。

男性に比べて女性は敏感で気圧の変化を感じやすい事やこの時期は自律神経が乱れやすく、またホルモンの影響もあり、なにかと不調を感じやすくなります。


湿邪(しつじゃ)

お部屋の湿気対策だけではなく、体内の湿気にも気をつけたいところ。

東洋医学では「湿」は身体に溜まると「湿邪」となり身体のさまざまな不調の原因になると考えられています。

湿度の高い状況は十分に汗をかくことができず、体内に余分な水分や老廃物が溜まりやすくなり影響を受けやすいのが胃腸です。

食欲不振や下痢、便秘など消化器系の不調が多くなるのも梅雨時期の特徴です。

また「湿邪」は下半身に溜まりやすいため足がむくみやすくなったり、だる重さ、冷え、関節痛や膀胱炎などもこの時期に起こりやすい症状です。



梅雨の身体ケア

☑︎「耳のマッサージ」

クラスでもよく取り入れている耳マッサージ。

耳の周りの血流が悪いと内耳のリンパ液も一緒に滞りめまいや頭痛などの症状を引き起こすと考えられています。

また耳は自律神経の副交感神経を優位にしてくれる作用もあるのでリラックスを促します。

短時間で手軽にできるのでぜひ日頃から取り入れてみて下さいね。



☑︎「ヨガやストレッチ、首マッサージ、足マッサージ」

女性は筋肉量が少ないため血液の巡りが悪くなりやすく、「湿邪」は停滞する性質があるので身体を動かす事で筋肉が働き血液が循環します。

つまり・・

「血」が巡る→「水」の流れも良くなる→「気」の巡りも良くなる!!

気の流れというものは目では見ることができませんが、

「気」は「元気」の気!=「エネルギー」とも言えます。

また下半身が冷えているのに首や肩は熱がこもる「冷えのぼせ」の状態や頭痛にも首・肩のマッサージやストレッチを行う事で軽減に繋がり、足のマッサージは末端の血流を良好にする事に繋がります。

クラスで様々なアプローチを取り入れていますので、ぜひ一緒に身体を動かしていきましょう。



☑︎梅雨の時期におすすめの食材

 ●発汗させて「湿」の排泄を促す

 →しょうが、ネギ、三つ葉、パクチー、大葉、ミョウガなど

 ●利尿作用で「湿」の排泄を促す

 →とうもろこし、はと麦、冬瓜、小豆、大豆、黒豆、空豆など

 ●寒涼性の食材で「湿」の排泄を促す

 →セロリ、緑茶、きゅうり、豆腐、しじみ、はまぐりなど


こう見ると日本人には日本の食材が合うし、そして旬の食材を取り入れる事がその季節を健やかに過ごせるポイントですよね。

そして「梅雨」と言えば、やはり「梅」。

梅の持つパワーは誰もが知るところ。

私のクラスにはお料理好きな方も多いので「梅仕事」のお話を伺うのも楽しい時期です。

(ちなみに私は義母任せ。ひたすら梅干しを待つのみ・・笑)


また時には「内蔵を休める」。

そんな選択が必要な場合もあります。身体の声によ〜く耳を傾けたい時期ですね。



☑︎アロマ (※但し全てdo TERRA社のアロマに限る)

 ●頭痛:ペパーミント、ラベンダー

 ●むくみ:グレープフルーツ、ジュニパーベリー、サイプレス

 ●胃腸のトラブル:ペパーミント、レモン、ゼンジェスト

 ●気持ちのリフレッシュ:柑橘系、ペパーミントなど


夜のクラス「Aroma Relax Night Yoga」では季節に合わせたアロマや皆さんのお身体や気分の状態に合わせたアロマを選んで頂き、セルフマッサージを行った後に軽いストレッチヨガや呼吸法を行います。

アロマの良い香りが漂う中でリラックスする皆さんの姿を見ていると、しとしと降る静かな雨の夜も良いものだなぁ・・と感じます。

植物のチカラを借りるのも梅雨を快適に過ごすアイディアの一つです。



これ以外にもクラスでも梅雨を快適に過ごせるための身体のケアやヒントをお伝えしていきたいと思います。