春の身体ケア
暖かい日が増え、春がやってきましたね。
自然や植物、空気感で四季を感じられる日本は繊細で豊かだなと改めて感じます。
でもその反面、気温や湿気などの変化に合わせて過ごしているので、特に季節の変わり目は身体にも心にも負担がかかり、アンバランスが生じやすいのも私たちの住む国ならではの事。
上手く四季のリズムに乗りたいところですが、最近は季節の変化がとても急激。
なるべくならば自然のリズムと自分の身体のリズムを合わせられるよう、
日頃から身体と向き合い、整えることを行いたいものです。
冬から春へ移り変わる時期の身体の特徴は?
デトックス(解毒)
寒さで冷えてこわばっていた身体が緩み活発になるため、冬の間に溜め込んだ老廃物、脂肪分、水分など不要なものを排出するには最適な時期です。
蓄積された余分な老廃物などが解毒されず排出されないと、重だるい疲労感を感じやすくなる場合もあります。
体温や血圧の変化
寒さで体温を維持しようと全身の血管が縮み収縮していた冬から、気温の上昇に伴い血管の緊張や収縮が緩み、血圧が下がりだす傾向があります。
めまいやふらつき、ひどい眠気などの症状が出やすいのも春の身体の特徴です。
東洋医学で春は【肝】の時期
春は五臓の「肝(肝臓など)」に属する季節
肝臓は人体で最も血液を蓄えている臓器。
この「肝」の働きが低下して血が不足すると精神的にはイライラや気持ちが揺らぎやすくなったり、憂鬱になったり、
血の巡りが滞ると筋肉の強張りが強くなり肩や首が凝りやすくなったり、
頭痛、不眠などの症状も出やすくなります。
また「肝」は自律神経とも密接に関わりがあるのも特徴です。
「肝」の働きを良くする事 =この時期の自律神経を整える事とも言えます。
「肝」の働きを妨げるものは?
ストレス、過労、目の酷使、睡眠不足など。
またアルコールや糖分、脂肪分の高いもの、薬は肝臓の疲労に繋がります。
「肝」の働きを改善させるもの
●十分に睡眠をとる(肝臓の解毒、修復は夜中に行われる)
●春の旬の食材を取り入れた食事(以下「春の養生」を参照)
●目の酷使は肝機能も低下するため、長時間のパソコンやスマホは避けて、ホットタオルや
目の周りのマッサージなどで目のケアを
●なるべくゆったりとした気持ちで過ごす時間を意識的に持つ
●ヨガやストレッチ、呼吸法
春の養生
☑︎食材
春の旬の食材には肝の働きを改善させ、滞りやすい気・血を巡らせる力のあるものが多くあります。
●解毒
→山菜、木の芽、うど、ふき、菜の花、わけぎ、筍など
●肝の働きを整える=酸味のあるもの
→柑橘類、苺、お酢を使ったお料理など
●肝血を補うもの
→ほうれん草、小松菜、レバー、貝類、海藻類など
☑︎アロマ (※但し全てdo TERRA社のアロマに限る)
●ストレスの緩和:ラベンダー、ベルガモット、ゼラニウム、
バランス(アースリズム)など
●気持ちのリフレッシュ:柑橘系のオイル、ペパーミントなど
●睡眠のサポート:バランス(アースリズム)、セレニティ(ウェーブリズム)、
ラベンダー、柑橘系のオイル、ベルガモット、クラリセージなど
●花粉症:ユーカリ、ペパーミント、イージーエアー、ティーツリー、ローズマリーなど
夜のクラス「Aroma Relax Night Yoga」ではそれぞれお好きなアロマを選んで頂き、セルフマッサージを行った後に軽いストレッチヨガや呼吸法を行います。
アロマが漂う空間で一日の終わりにゆったりとした時間の流れの中で身体をケアするので、
ぐっすり眠れるとご好評です。
食事を見直したり、毎日は無理でも早めに就寝する日を作ったり、自分を労る時間を見つけたり、植物のチカラを借りたり・・。
こうしたことに気をつけながら「肝」が元気に働けるように、
できる事を日常に取り入れて快適にこの春を過ごしたいですね。
またクラスでは春の養生に相応しい身体の動きを取り入れています。
これ以外の身体のケアもお伝えしていきますね。
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